図書館でふと目に入り読みました。
11人の各分野のトップの先生方が、ピアノを教えるという観点で書かれています。
読んでみると、勉強になることばかり!
私は普段本を読む時に、面白かった部分に付箋を貼るのですが、
今回はその付箋の部分に感想を入れて紹介しますね。
川上昌裕先生
私の大好きなカプースチンの8つの演奏会用エチュードの校訂・解説をされている方です。
盲目のピアニスト辻井伸行の先生でもあります。
~教え始めてみると、大変なことに気が付きました。それまで自分がしてきた音楽の勉強では全然足りないのです。~
~人に教えるとなると、作曲家や作品についての客観的な知識や、きちんとした解釈の裏付けがなければいけません。~
東京音大の先生をされている先生でも勉強が足りないのでは、私はもっと。。
身にしみる一文でしたね。
~教えることは非常にクリエイティブな仕事であることがわかったのです。僕はかつて、自分がもっているものを人に伝えていくこと、世代交代のようにして技術を伝授していくことが指導だと思っていたのですが、それだけではありませんでした。自分が持っていない才能、得意な能力を見つけ出し、それを大きく伸ばしていくことこそが、指導という仕事の意義深く面白いところだと感じたのです。教育は、自分以上に成長する人を作ることができます。僕にとって辻井くんはそれがかなった一人です。~
生徒は皆天才で生かすも殺すも先生次第だと思います。
生徒のやる気を作り、才能を見つけ育てるのは容易なことではありませんが、これこそが先生の力の見せ所でもありますよね。
自分(先生)を超えてもらう気で教えなくてはならない!と感じました。
次回は生物学者の福岡伸一先生です!
お楽しみに♪
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